日々是"吉"日

ゆるゆるなスピリチュアルでパワースポットやパワーストーン、原石、お香などを楽しんでいる日々の日記です。

奇瑞勧請のお伊勢さん 伏木神社

 

 

どうも、ひのきですm(*_ _)m

 

本日はこちら、伏木神社です
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二上射水神社から40分弱という距離ですが凄く力を頂けていたこと、とても長閑だったこと、そして好天のお陰で楽しく歩けました(*´ω`*)

 

やっぱそういうことですよ、白山さんでのような雨だったらこの40分の道のりは結構ダメージだったと思いますw

 

そしてバスもほぼ定刻で来てくれて降りた先は伏木錦町

 

一の宮方面を目指していたのですがバスの本数が無くちょっと回り道をする事で今回のルートが完成、道中に鎮座されるこちらを参拝することになりました(*´ω`*)

 

 

バスを降りて少し路地を入っていったところで随分と細い道で道路が補修されているな?と思って進むとまだ補修の終わっていない部分が現れました、そこで漸く地割れ(液状化)の跡だと気付いたのでした
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そう、七尾ー羽咋を後に白山へ移動してから特に被害という被害を目にしていなかったので少し忘れかけていました、ここは能登半島の付け根、駅周辺でも二上でもそれらしい様子は無かったのですが少し北上するとあちらこちらに少し被害が見えます

 

この辺りでは震度5強と、私が東日本太平洋沖地震での震度と同じですが5弱寄りの5強と6弱寄りの5強では全然違いますもんね、家々は見た目で普通に見えてもビー玉が転がるほど傾いた家に住まれてらっしゃる方も居るそうです

 

羽咋の出会いから知りました、ミシュランレストランでも普通に暮らしお店を営業していたら謎の眩暈に気付き、調べてみれば基礎ごと傾いていて修繕は出来ず解体再建するしかないと

 

僅かな傾き程度なら、って考えてしまいがちですがそこでずっと暮らすとなると実感の無い身体への負担の蓄積は大きい

 

東北を思い出します

 

被災から1~2年後の松島海岸へ行った時のこと、平日早めのお昼だったこともあって客が私ひとりだったこともあってか店主さんがいろいろ話してくださいました

 

報道からのイメージでは、美しい松島をつくっている多くの島々が津波を和らげ街を守った! とだけ聞いていましたが実際には海沿いでは身長ほどの津波に襲われていた

 

古くてもしっかりした建物は損壊こそ免れたもののお店の美品や調理器などは全てやられてしまい、、、でも比べられぬほど被害の大きな被災地がある中でとてもじゃないけれど被災したとは言えない、そして行政や周りからの支援も後回しになってしまう

 

甚大被災地が優先になるのは当然のことですが、その周りにも決して小さくない被害を受けている地域、人が居るということは忘れてはいけません

 

 

さぁ参道を登ろう、と思った時にふと周りをみると左手に看板が

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人々の生活を支えた豊富な湧水も時代により埋められたものの水神様を祀り感謝した、、、それがさらに時が経ち忘れ去られ野ざらしになってしまったんですね

 

何かが起きたのかどうかは書かれておらず分かりませんが、後に崖に放置された石仏と共にこうして祀られてよかった

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この後、境内の裏参道から先へ進んだのでこの時気づいていなったら手を合わせることは無かったでしょう、良かった(*´ω`*)

 

それでは参拝! なんか北方だけすっごい雲で天気悪そうですが周りは真っ青に晴れていますw
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こちらにも御神馬さんが(*´ω`*) っと、、、社紋が桜なんですね!

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よく見ると燈籠には欠けた跡がありました、後述にしますが路地で被害状況を目にしていなかったら気に留めていなかったでしょう
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手水の神聖感が先程の水神様を思い起こさせます
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おっと、だいぶ風化していますが逆立ち狛犬が!!
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そしてこちらが御社殿、とその時
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カーンカーンカーンカーン 静かに響く踏切の音、ガタコン、住宅地の奥からガタコンガタコン 近付いてくる汽車の音、、、あっ!! と気付いて待ち構えたら、、、ひゃー!! 参道の奥を通過するキハ58!!
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思ったより線路が近かったんだなぁ

 

それではご挨拶!
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住宅地とあってとっても静かな境内、少し高台にあるので柔らかな風が吹く、距離感は分かっていないけれど少し離れているはずなのにどことなく潮風を感じるような、聴こえるはずもないのに漣が聴こえるような、、、うーん、落ち着く(*´ω`*)

 

調べてみると創建は732年とかなり古く、海岸で 奇端 により伊勢神宮から神明宮が勧請され越中国守 大友家持も崇敬していたそうで侵食により幾度か遷座し1813年に当地へ

(注︰HPに奇 端 と書かれているが奇 瑞 が正しいと思われる)

 

えっ、海岸で奇端、、、Σ(゚д゚;)  参拝していて潮風と漣を感じたのはただの偶然だったんだろうか...いや、まぁ地図を見ると距離的には風向きが合えば普通ですかね( ̄▽ ̄;)オトハキコエナイダロ…

 

遷座国府別館の跡地として八幡社が祀られていたところへ合祀されたようですが当時の社名は不明、明治に伏木神社と改称されたそうです
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御祭神は天照皇大御神豊受大御神応神天皇神功皇后菅原道真公、迦具土神です

 

各地の国府は8世紀初頭から置かれ10世紀には殆どが廃絶されていたというので八幡宮が祀られたのは西暦1000年前後ということになり、御鎮座の古さや格式などから合祀であるもののお伊勢さんが上位とされたのでしょう

 

拝殿前にこちらがありました、厄割石に投げる皿ですね
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時々見かけながらも余りやらないタチなのですが、此度は即決でやることにしました(*´ω`*)  能登の厄災を割る!!

 

こちらですねー
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干支の置物に囲まれた中、よっつの石にはそれぞれ 厄 過 災 恋 の字が彫られています 

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ひとつの石目掛けて投げるも良し、厄を避けた上で過ちがないように、災いが起こらぬように、恋愛が成就するように、と二枚投げるもよし、そして全部に投げるもよし

 

祈りを込め、、、リキむとハズすのでw適度に軽く、面で当たるよう手のひらに載せ、ゆっくり振りかぶって、、、スムーズに滑らせるように、、、ヒャッ! パッシーン!   狙いよりちょっと上ズレしたけどしっかり粉々に飛び散りました(p`・ω・´q)

 

その向かい側、社務所の横に由緒碑がありました
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多くの歌を残した家持に因んだ堅香子川、こちらで人形流しをするようです
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え? 拝殿前で聴こえた潮の音はこの音じゃないかって? いや、流石にこの小さな音は聴こえなかったし間違える響きではありません、とはいえやっぱり水音ってのは落ち着きますねぇ(*´ω`*)

 

おっと、ぼーっとしてしまった

 

ここから裏参道になっていまして、人は居なかったのですがバイクが一台停まっていました

 

なるほど、こっちから来るのね(*´ω`*)

 

境内には貼り紙や幟があってこちらはツーリング参拝で人気があるそうで、それもそうよなーっ!能登はツーリングに良さそうだし交通機関がさほど便利では無い地域においてはとっても良さそう(*´ω`*)

 

では、この日最後の目的地へ!!!  と裏参道を降りると壁かと思ったら沢山の小さなお不動さん?がびっしり並べられていました、うわー、と思わず拝む

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と、光暁寺と掘られた岩、その横の山号は萬葉山

 

風流ですねぇ(*´ω`*)  と空を仰ぐと御堂のテラスのような所の観音様と目が合った、スススッと下へ行き手を合わせる

 

この時、ナビは横道を指していたのですが何故か少し下った道へと進んだのでした

 

...って記事を結んでしまうところだった! シレッと流しっそだったのは、そういえば 奇端 って何があったんだろう??? お伊勢さんを勧請するような事って?! という疑問でした

 

調べてみると、いやーやっぱり知らぬ事への先入観ってダメですね! 奇 という文字から不思議なこと、どちらかというと奇妙なことだというイメージでおりましたが奇端とは目出度いことの前兆として起こる不思議な現象の事だそうです

 

あれ?ちょっと待って??? 奇瑞!?!?!?  奇瑞?!?!?! と改めて公式HPを見るとやはり奇端と書かれている、さらに石碑の文字を拡大してみると...奇瑞って彫ってある!!!

 

というわけでHPの誤植、というか恐らく私のように奇瑞という言葉を知らぬ方が見間違えて打ったのかもしれませんね

 

結局のところお伊勢さんを勧請する程の奇瑞っていったい何だったのでしょう、調べても出て来ないので残念ですが、全て書き終えたところで最初に感じた不思議さがふと甦らなかったらそのまま書き終えていましたw

 

こうして考えると現代でも打ち間違いがある中、昔は書き間違い写し間違いが多発していたでしょう、さらに口伝えだと音だけが伝わりますから人の名や神名に沢山の音や字が当てられているのも納得ですよね

 

そして古来より 言霊 言魂 が大切にされてきたのも、文字にする、残すのも大切ですが言語の始まりは音ですから、音にする、声に出す事で初めてその言葉に魂が宿るわけです

 

私も参拝では人が居ると恥ずかしくて胸の内にしてしまいますが、離れていたり無人だったりすると小声ではありますが出来るだけ声に出してご挨拶するようにしています(*´ω`*)

 

 

と記事の終わりは思わぬところへの着地となりました(*^^*)