どうも、ひのきですm(*_ _)m
いよいよ、瀧尾神社でございます
御祭神は田心姫命、弘法大師が820年に創建したと書かれており二荒山神社の別宮だったんですね
今回の巡拝おいてまだ御祭神も知らぬうちから絶対に参拝しなければならないという謎の使命感を感じていた二社のひとつがこちらでした
石段を上り参道を進むと影向石という立札がありました
空気感に謎の重みを感じます、左手の石が女神が降臨されたという石なのでしょうか、よくわからなかったのですがむやみに近付くべきではないという感じを受けたので一礼だけ
その先に鳥居がありました
運試しの鳥居? おぉ、小石をみっつ投げてひとつでもあの穴の中を通れば願いが叶うとな
まさか日光の奥でそんなアトラクションがあるとは?!
なるほど、石では傷付いたり人に危ないのでクッションボールが用意されているんですね
確かに誰ひとり居なかった、おっさんが一人で色玉を投げているちょっと恥ずかしい姿を誰にも見られることはない、とはいえ雨の中でそんな事に手を出す私ではない
じゃぁこの時の私は一体誰だったのだ?
いよぉーし!! 参道中央に ここに立て と言わんばかりに主張してくる石があったので立ってみるとこれがまた近からず遠からず丁度良い、では、、、いくぞ!!
ぽいっ、、、へなへなっ えっ(爆笑)
ぽぃっ!! へなへなっ いやいや(爆笑)
んーーーっ、ぽいっ!! へなっ 待て待て待て待て(爆笑)
誰も居ない雨降る日光の奥地で小さなカラースポンジボールを投げつつ声を上げて笑うおじさん、うむ、奇異この上ない
幸いにして見通しは凄く良いので確認はいつでも出来た、誰かに恐怖を抱かせた可能性はゼロだ
さすがにこんなに飛ばないとは思わなかったw ということで、願いはそもそも考えてなかったし、やり直し!!
えいっ、おっ、少しコツを掴んだか? えいっ、えーーーいっ!! 計6回投げて漸く鳥居に掠りそうになってきた、ここまでは全て鳥居の下を潜っていたのだw
では本番、、、コホン
結果、三投全て当たるものの穴は潜らず
諦めようと思ったけれどリトルひのきの無邪気さが、えーいもういっかーい!! と言った
雨の中、傘も置いて濡れながらカラーボールを投げては外し投げては外し、それでも嬉々として球を拾いに行く異様な姿、我ながら凄い、だれがあの時の私が生み出したのだろう
こんなに純粋に何もかもを忘れて夢中になったのはほんとに久しぶりのことだ、今考えてもびっくりする
よし、泣きのラストチャレンジ!!
一投目、、、ポコッ むぅ、、、微調整した二投目、、、あかん、全然ズレてもた(苦笑)
なんと最後に残したのはケースの中で一番大きかった青球、こんなに入らなかったのにこれを最後に選ぶとはw
では、、、えいっ!! えっ?! カコッ ポコポコポコポコンッ うぁぁっ?! ポロッ どゎぁぁぁマジかーーーっ(爆笑)
ちょっとそれ凄すぎるっwww
弧を描いた青い球はスルスルと穴へ向かっていき、右内側に当たると跳ね返って左下内側へ当たり、円の中を4~5回弾んで手前へと落ちてきた
そこっ!! その流れは後ろ行くやつでしょうよ!!www
まさかこれほど素晴らしい神社の境内でツッコミを入れるとは思わなかった、そして最終的にネタ所では無いミラクルな弾み方をして結局入らないところなんていかにも私らしい
というかひとりでこんなに無邪気にはしゃぐとは思わなかった
いつも真剣にご挨拶しているつもりですが、球を元に戻して鳥居を潜る時の ありがとう は何よりも心の籠った感謝の言葉でした、心の底から楽しかった(*´ω`*)
この時ばかりはヤマビルも気にすることなく傘を置いてたなぁw
それではご挨拶
素晴らしき楼門、当時は弘法大師自筆の額 女体中宮 が掲げらえ仁王像がいらっしゃったのだそうです
先程までのはしゃぎはどこかへ消え、全身でその御神氣を受け止める、素晴らしき山の氣が、水の氣が満ち満ちています
あぁ、、、なんて素晴らしいんだろう、どれほど恵まれた二日間なんだろう
なんとなく惹かれたので勾玉御縁みくじを引いてみると思いも掛けぬ白!? 石はムーンストーンかキャッツアイのようで家族との縁、だそうです
周りは杜ですが
社殿脇は思いのほか広い、これは二荒山から渡御が行われるからなのでしょう
っていうか想定外に境内が広い?! 後ろにもお社が見えます
こちらは縁結びの笹と書かれています
そして御本殿、置かれているのはタケノコ?いや、なんだろう
裏手は思っていたよりも大分広い、そして、より強く素晴らしい氣に満ちています
こちらは滝尾稲荷神社、滝尾神社と共に820年の創建で倉稲魂命が勧請されたそうです
とても厳かで静かで素晴らしいお稲荷様でした
今見ると立て札にはお供えを忘れると稲荷の神が化けて出て催促しただなんて伝説が書かれていますねw 稲荷神様はそんなことしないでしょう、きっと眷属様でもないお腹を空かせた悪戯狐さんの仕業だったんでしょうかね(*´ω`*)
こちらは瀧尾神社石橋、とだけ見て説明は読まなかったのがいかにも私らしい
鳥居がありますがお社ではなく御神木 三本杉 なんですね
それほど太いというわけではないけれど、という感想を持ちつつ次はお稲荷さんの奥へ、、、と思っていたのにどういうわけか足が動かない
動けないというのはまた違うか、動こうとしない、あれ? 木を見上げる、、、やっぱりそれほど凄いというわけでもなく、無礼ですがなんなら今までもっと太くて凄い三本杉的な御神木にご挨拶したこともあるのになぜか離れようとしない私
なにか降り注いでいるのか吸い込まれているのか、御神威だとか氣だとかそういう範囲を超越して、ただただ、物凄く心地良くなっていく...なんだこの癒しは???
すぅーーーはぁーーー...御神木を見上げて深く深く深呼吸、目を閉じて感じたり焦点が合ってるのか合ってないかな目で木を見上げたりしてこの心地良さを存分に味わい、そして感謝を伝えました
写真を拡大して石橋の立て札を読むと、この場所こそ田心姫命が降臨された場所だという、なんなら最初の大きな看板にも書かれていたけれどただ私という人間はその場ではそういうのを読まないのである
これを知った上であの場所に立っていたら、同じ様には感じられなかったんじゃないか、それは手掛石でも同じで手を触れると凄いんだと頭で考えて触れていたら同じ様には感じられなかったんだと思う
やっぱり私は何も知らないで参拝するのがベストのようです
玉垣の近くにあった立て札は掠れて読めなかったけれど前に撮影されている方の画像を拝見すると...元の御神木は300年ほど前に倒れてしまい現在は二代目なのだそうで倒れた御神木は習わしによりそのままにされているんだそうです、なるほど、だから細かったんですね!
さらに...鶏頭院山舜の下僕が御神木を小さいと馬鹿にすると天罰が下ったのだとか、、、あっ、小さいって思ってしまった(꒪д꒪II む、だからこそ 待て! 大きさで見るんじゃない、感じろ! と私を留め、あの凄い心地良さを感じさせてくださったんだろうか、もしそうだとすれば有難いことこの上ない、それに気づかずさっさと立ち去っていたら良くなかったんだろうなぁ
そう考えるとちゃんと読んだ方が間違い無いのだけれど、きっと、必要なことは肌で神様が教えてくださる、そう勝手に信じております(判断に失敗したら怒られるでしょうけれど…)
お稲荷さんの奥は霊泉 酒の泉
恐らく神事専用なのでしょうが緑のネットが掛けられてちょっぴり残念な気がしましたが今思えば枝葉が落ちない為ではなく所構わずお賽銭を投げ入れる人達への防御なんだろうなぁ
その先は子種石
うん、素敵な石です(*´ω`*)
いやー、、、なんと素晴らしい神社なんだろう、とんでもなく気持ちが良かった、、、感謝感謝
おっさん一人ではしゃいでいたけれど姫神様がそんな姿を笑ってくださってたらいいな(*´ω`*)
何度も振り返りお礼を伝えながら参道を戻っていると、、、えっ?! 来る時全然気づかなかったけど!!
お不動さんがいらっしゃいました、申し訳ない、気づきませんで
少し降りて振り返ると、あぁ、確かに全然分からないしこの時はほんと、吸い寄せられるように登っていったのと滑らないように足元を見てたから余計に分からなかったんだなぁ
そしてこの後である
あろうことか再び無邪気なリトルひのきが姿を現し、傘を持ったおっさんはまさに雨に唄えば、傘を持って急いでいるわけでもないのに調度良い頃合の石を目掛けてぴょいぴょいと飛び跳ねながら下っていったのである
わい、なんで走っとんw 危ないっしょw って、なんでこんな楽しさが溢れてくるんだっ?!www
さすがにこれははしゃぎ過ぎてコケるぞ、、、と北野神社の手前で舗装路の方へと出ると漸く我を取り戻した
ん? 実はさっきまでの自分こそが 我 だったのか...
ほんと、不思議だったなぁ...勿論開山堂も北野神社も凄かったけれどそこから先はまるで異世界、全くの別世界だった
しかもふと我に帰った時に、これは盛大に時間を使ったから後の参拝をどこかで調整しなければだな、と時計を見る
ちゃんと調べてないものだからあんなに境内が広いとは思わず、さらに無邪気に遊んでから存分にゆっくりご挨拶してきたのにお社一社のみだと考えて事前に想定した時間よりも早いというからさらに驚きである
やっぱり時間の流れまでもが違う御神域だったのだろうか...
これまでも凄い場所をいくつも参拝してきましたがちょっとここは群を抜いて凄かった、ほんと、参拝出来た事に感謝
人によって相性が変わるばかりかタイミングや自分自身の気持ち・体調によっても大きく変わるとは思います
そういえば...開山堂手前のこちらのお社はやっぱりわからずじまいでした
ちなみに前にアップし雑談記事にてステージなる話を書きましたが、実は日光から帰った後、勿論過去最高クラスに素晴らしい旅だと思ってはいましたが数日を経て何か全体的に変化が起きていることに気づきました
いつもならばメンタルが落ちていきそうな流れなのに何故か落ちていかない、余り良くない状況があってもなんら心に響かない、そして何より気力…は充実した旅後なので当然ですが若干の筋肉痛がありながらもやたらと心身充実状態でめちゃくちゃ元気が溢れていたのです
いや、旅から二週間を経て気力は落ち着きを取り戻したものの(でも決して落ちることはない)、体力はなお漲っており頗る調子が良いのです
もしかしたら、本当にステージが変わったのかもしれないし、でなくとも参拝やお水(後の記事にて)によって御力が頂けたのかもしれない
勿論、この後の参拝も素晴らしいものでしたからそちらなのかもしれませんが、思い当たる節の筆頭はやはり瀧尾神社です
手掛石に手を触れた所から変化を初め、運試しの鳥居で一気に爆発し帰りの参道での謎のハイテンション、さらにそのエリアを抜けてからの落ち着き、やはりあの区間での自分は自分であって自分でない、いや、本来の自分が剥き出しにされた
有難い事に鬼怒川での巡拝も温泉も日光での巡拝も全てが凄かったので どこどこのお陰 なのか全体を通してなのかを明確にすることは不可能ですが、とても大切な旅になったことだけは間違いありません(*´ω`*)