どうも、ひのきですm(*_ _)m
遂にやって参りました!! 大麻止乃豆乃天神社!!
はじまりは多摩八座筆頭の阿伎留神社参拝でした
延喜式神名帳に官社として記載された多摩地区の八社
阿伎留神社、小野神社、布多天神社、大麻止乃豆乃天神社、阿豆佐味天神社、穴澤神社、虎柏(虎狛)神社、青渭神社
なんと既に半数を参拝している、そして未参拝の神社のうち意外と行きやすいところにある!! というわけで組んだのが今回のルートだったわけです
まぁお昼ご飯を考えて逆ルートにしたわけですが(*´ω`*)
さて、是政橋を超えてさすがに暑さが堪え、持ってきていた温い水では無理なので自販機でドリンクを購入、一気に半分を飲み干して脇や首に当てながらで少し回復
そして住宅地の中へと入っていくと、、、わぁぁ、水草いっぱいの用水路が!! 目から耳から癒されるぅぅ(*´ω`*)
そしてこの水は進行方向から流れてきている、、、こ、これは凄い神社な気がする(゚A゚;)ドキドキ
すぐその先に鎮座されておりました、やばい参道から後ろの山から偶然山頂に輝く太陽から全てが神々しい
こ、これは心して参拝しなければならないただならぬ神社だ…
とても立派な石碑に社名が彫られています
そして読み方に困っていたらその心を察したかのようにひらがなの社名を発見、おおまとのつのてんじんしゃ
多摩八座という古社ですから本来であればしっかりと調べてから参るのが筋ではありますが、やはりまだ私には、無知の状態で参拝してどこで何をどう感じるのかを大切にしたいので何も調べておりません
実は日吉神社裏の天神社の時も何も調べておらず、その時は不思議な感じはしつつも天神社=道真様だと思っており、天神社=天津神社であるということを知らなかったので当然ながらこの時もその認識はありませんでした
真っ直ぐ山の真ん中ほどまで続く参道からは強烈な御神域感が溢れていてまさに異世界への入口となっています
視覚情報というやつは凄い力で思考を支配しますので惑わされぬよう出来うる限りの集中力を持って感覚の方へと神経を集中させます
が、それは無駄な抵抗だったようです
左右を墓地に挟まれた参道は鬱蒼とした石階段が真っ直ぐと続き、その先には橙の光が灯る赤い灯篭が見えます
し、視覚情報に囚われぬようにしなければ!! と再度気を引き締めて鳥居を潜った瞬間に白旗です、それまでなかった風がスゥーッと背後から上の境内へ向けて、それも強くはない弱くもない、何かを運んでいくかのようにスーッとです
こりゃダメだ、手水舎でしっかりと、、、が、水道蛇口はノブをはめなければ使えないようになっている、普段はやらないのですが出がけの咄嗟な判断で水を持ってきてよかった
持参した水で手を洗い、さらに腕、頭、首と汗を流してしっかり清めました
こ、これは、、、天神様じゃない、いや、天神様だって大好きだし凄い方だけど視覚情報だけでなく肌に感じるものが違う
虫ではない何かが周りをスーッと通っている気がする
気がした、、、だけです
下から見えていた灯篭まで来るともうひとつ先の石段がありました
妙な緊張感は参道だけでここからは物凄く包まれたような穏やかな感覚になりました
周りを木々に囲まれてはいますが開けた境内はとっても素晴らしい気に満ちていて、その気はお社だけでなく木々一本一本から、土や石から、山全体から集まっている感じです
そういえばこちらも真北ではありませんが北北東を向いて鎮座されていますね
振り返ると今来た参道がすごい雰囲気なのが分かります
こりゃさすがに御祭神を知らぬままのご挨拶はダメだ、というかもうちゃんと感じまくったから、とここで御祭神だけ調べました
御祭神は櫛真智命とされています
櫛真智命は神皇産霊尊の子とされており、また天推雲命や武乳速命の父や天児屋根命と同神であるなどとも言われており詳しいことはわかっていません
されています、というのは延喜式神名帳において櫛真智命を祀る天香山坐櫛眞命神社に元 大麻等乃智神と書かれており櫛真智命の別名だとされている事からこちらもそうであろうと想定されているからです
つまり、ハッキリと櫛真智命を祀っていると分かっているわけではなさそうで、さらに多摩八座としてはどちらが記載社なのか確定していない神社がいくつかあり、こちらも同じく櫛真智命を祀る武蔵御嶽神社とどちらかがという候補社なのです
素晴らしい境内で素晴らしいご挨拶が、、、出来ると思ったら大間違いです、いや、大間違いを犯していたのは私です
これほど天気が良く夕方には帰るつもりだったので油断してました、これほど木々に囲まれた神社だったとは
神前に立ち、すぅーっと深呼吸 パチンパチン!!
深く深く心を込めた礼をしたまま パンパンパッパンパッチン!
何十匹もの蚊が襲いかかって来てパッと見ただけで左右の足には既に留まっているもの、留まろうといているもの、グルグル飛んでいるものと数十匹
バシバシバシバシと足から太ももまでの前横内後、そして間を叩きまくり、僅かな感覚に目をやると左右の肩腕にも数匹、バシバシバシバシと一気に頭首肩腕背中脇腹尻、ふたたび脚と叩きまくってその間に短めのご挨拶、、、そして礼をしてまた同じことをして参拝を終える
こ、これは、、、ご挨拶所じゃない(´;ω;`) 虫除け持って来るべきだったぁぁぁぁぁぁぁぁ
そんな中、ひとつの小さなお社が絶対的な存在感を放っていました
どうもヨイショと行けば両側から参道になっているように見えますが、おいそれと近付いてはいけない雰囲気を感じ、下から礼だけ
境内左手に境内社が並びます
並ぶ境内社の右側に鎮座する一社
厳かな雰囲気の小さなお稲荷様
あれ? 陽が当たっているというほどでもないのに蚊が居ない
大きな堂には三社がおさめられており、左から白山神社、神明神社、稲荷神社が祀られています
この社殿前でもまた夥しい数の蚊に囲まれました。。。
そして木を前に赤い社が祀られていたのですがこちらが調べてもわからなかったのですが、圧が凄い!!
秋葉神社前でも恐ろしい蚊に囲まれたのでもう既に立ち去りたい気持ちだったのですがお辞儀だけで済ませて良い雰囲気ではない、意を決して神前へと進みご挨拶したのですがよく分からなかったので拍手無しでのご挨拶にしました
まぁ全身と空を幾度も叩きましたけどね(﹡ˆ﹀ˆ﹡ )
こうしてみるとお社ではなく覆屋に守られた石碑のようで仏様か観音様かが彫られているようにも見えますね、手前に挿された赤い御幣も気になります
いやぁ、何度か 神聖な境内で蚊とはいえ殺生してしまって良いものか とも思ったのですがお寺じゃないし! というかごめんなさい、さすがにこの数は無視出来るレベルじゃありませんでした(´;ω;`)
さて、、、と蚊の群れから逃げてもう一度境内中央まで来ると、、、おや、蚊が来ない
やはり陽が射しているというほどではないのに境内中央から秋葉社と小さなお稲荷さんの辺りまでは群れが来ないようです
いやぁ、やっぱり凄い雰囲気だ、もっとしっかりご挨拶したかったけどこればかりは対策を完全に忘れていた自分が悪い、と考えを巡らしつつ境内の御神気を全身で浴びているとやはり気になる謎のお社
近付いて左右から伺いつつ、登らせてもらって良いのかな、ご挨拶して良いのかな、と考えているとスッと 行くべきだ という確固たる考えが入ってきました
写真は下から撮らせていただいたものですが、お社を観察しても御祭神名は書かれていませんでしたがやはり悠大ながらもただならぬ雰囲気がありましたのでもしかしたら山の神が祀られているのかもしれないな、と思いました
もっとゆっくりしていたいと感じさせる素晴らしい神社だったのですがやはり中央部でもじっと立っていればふらふらと1~2匹の蚊が飛んできますので退散することにしました
ありがとうございましたーっ!!
こちらはいつかリベンジしなければ(´・ω・`)
さて、おおまとのつのてんじんしゃ
こちらも調べてみるとやはり おおまとのつのあまつかみやしろ であるという説がありましたし、大丸の津の天神社ということで地名を表したものだという説もありました
武蔵御嶽神社とどちらがそうかわからず単純に考えれば武蔵御嶽神社の方が規模が凄いので当社は延喜式神名帳に書かれた神社ではないとも考えられますが、この鎮座地でこれだけの規模を現代までも保っていることを考えれば決して否定は出来ないと思われます
そしてこちらの山は天神山と呼ばれるそうです
また蚊対策をしっかりするか秋冬にまたご挨拶に来たいな、と思わせる素晴らしい神社でした
これほどの神社なのに子供たちがひとりも居なかったのはまだ学校が終わってなかっただけでしょうか、蚊が多過ぎるからでしょうか
でもあれですね、さすがに夜は肝試しレベルにちょっと怖そうだなって気もします(≧∇≦)
よし、次の神社へ!٩( 'ω' )و