どうも、ひのきですm(*_ _)m
もともと寺社どちらも好きではあるのですが対象範囲を全てにしてしまうと余りに広すぎるということで巡拝を神社に絞りつつお寺さんは御縁により、という感じでやっております
そんな中、数少ない御縁を感じるお寺の中に共通点があることに気付きました、それが真言宗智山派でした
公式HPによると、総本山は京都の智積院(ちしゃくいん と読むんですね)、別院が真福寺、こちらは港区にあるそうです
そして大本山として成田山新勝寺、川崎大師平間寺、高尾山薬王院、さらに別格本山が高幡山金剛寺と大須観音寶生院
代表として掲載される7寺院のうち4寺院に御縁があったのです、いや、やや半分やないかいと思いつつも大本山別格本山5寺院に限れば8割なんですよね
とうわけで、ちょっと長らくご無沙汰していましたが当時御縁を頂いていた高幡不動尊を改めて参詣することにしたのです
寺院のある街らしく賑やかさはあれど発展し過ぎることはなく落ち着きがある静かな街、にも関わらず駅が結構大きい!? 京王は車庫もあってモノレール駅とも繋がっているにしてはかなり大きな...と思ったら高幡不動尊は三賀日だけで30万人、年間200万人もの参拝者数を誇る関東三大不動なんですね!
駅南口を出て右斜め前から参道が始まります
立ち昇る雲が龍のようだ(´∀`)
そういえば家を出た直後、写真での写りは少しイマイチですが久しぶりに綺麗に全体がしっかりと見える暈が出ていました(*‘ω‘ *)
それでは改めまして、参拝! いやー、何年ぶりだろう、それでもちょっとだけ ただいま という気分です(*´ω`*)
室町期建立の素晴らしい仁王門を潜ると気持ちの良い境内です
手水とお線香で心身を清めます、うん、今日は凄く心地が良い
お堂へは上がりませんでしたがお護摩の時間に合わせて来たので耳馴染みがあってやっぱり良いなぁ...(*´ω`*)
宗派に限らずお教ってそれぞれの寺院によって凄く個性があって稀に凄く好きなタイプがあるのですが高幡不動の護摩修行は凄く好きなんですよね~(*´ω`*)
不動堂は都内最古の文化財建造物らしく護摩により煤けた堂内は凄く雰囲気があって素晴らしい、今回は手前から失礼しましたけどお護摩の後にはお不動様の目の前でお参りすることが出来て凄く有難いです
実は当時幾度か護摩修行を受けたのは当時の仕事に因んででしてこれより先には歩を進めたことがありませんでした、相変わらず何も調べてはいませんが境内図だけはさらっと見てきまして、こんなに広いんだ?!と驚きましたw
今回は調べながら書いていきます、それでは、いざ!
不動堂の裏手、上杉憲顕の墳
そう、お墓なんです! 上杉といえば越後というイメージがあるのですが元は関東管領として親戚でもあった足利幕府を支えていたんですね
そして奥殿、こちらにはお不動様三尊像がいらっしゃいました、凄く素晴らしかったです
当時何度か来ていたのに素通りして納札所へ行っていたとは...でもそういうものですよね、逆に考えると当時素通りしていたところへこうして興味を持って来るということこそが御縁ですね
少し手前に戻りまして不動堂の左手、日野といえば新撰組ですね、土方歳三の像、金剛寺は土方歳三の菩提寺なんですね
そして弁天橋と弁天堂、こちらは福徳弁財天が祀られています、凄く気持ちが落ち着きます
額の字はすみません、読めませんでした( ̄▽ ̄;)
どうもお堂の裏が気になると思ったら写真だと分かりづらいですが滝のようになっていてこれがまた凄く素晴らしいんです
そこから裏手へ向かうと虚空蔵院、無限の知恵と慈悲の菩薩様
そして大師堂
あれ? 手水舎があるぞ? 狛犬の背中があるぞ?
降りていくと大師堂の参道になっていました!
木に隠れている狛犬さん達が凄く素敵(*´ω`*)
ちょっと分かりづらい所に像がいらっしゃいました
暫くすると次々と人がいらっしゃる、、、ん? あ! 毎月21日がご縁日って書いてあった、今日だ!!
そしてひっそりと鎮まられているのが福徳稲荷様
境内図には載っているものの説明は全くありません、こちらがまた不思議、荼枳尼天様かと思いきや普段感じるような厳しさが無く強い慈しみの氣に満ちていて あれ?ウカ様? と思うもその雰囲気があるというわけでもない、といって社前にびっしり神狐が備えられているほどなのに稲荷神様や狐様の氣が強いわけでもなく見事なまでに癒しと温もりだけに包まれている
お寺神社どちらにあっても稲荷の神様がどちらとは決まっていないのでいつも雰囲気で感じとっているので大抵は どちら寄り と不確定ながらも想定はつくのですがこちらは全く完全にどちらとも判断がつかない!?
な、な、なんだここは?!
いや、勿論金剛寺の境内全体が凄く慈愛の氣に満ちていてどこもが居心地良かったのですが特にここが凄くスポット的に 無 になる、といっても完全な無ではなく優しさに包まれる、こんな菩薩様か観音様かというお稲荷さんは初めてだ!?
私の中に存在する経験で積み重ねた先入観の中にはここまで慈しみと無を同時に感じるお稲荷様は無いに等しい! いや、多分、無い!!
境内を全て回った後、最後にもう一度来ると ジジジジッ ジャジャッジャッジャッ と沢山のシジュウカラが樹上を渡り飛んでいた
鳥居を潜り境内の真ん中でそれを見あげつつ何も考えず温もりをいただいていると右側に何かが落ちてきた、葉っぱにしては大きい、大きさにしては落ちた音がファサッと静かだった、、、何?!と目を向けると1羽のシジュウカラ!( ⊙ω⊙ )
そんな間近に降りてくる?! 暫くすると目が合った、僅かな間だとは思いますが見つめあった後にそーっとスマホを向けようとしたらまた樹上へと上がってしまいましたw
立ち尽くしていたとはいえ木々を見上げ首は動かしていたはずなんだけどほんとに 無 になれていたようだ...(*´ω`*)
ちょっとこちらはまた別の機会に再拝してどのように感じるのか確かめてみたい、そのくらい不思議でした
先へ進んだのですが脇のお堂が気になってそちらへ、金剛寺五部権現社?! こちらも境内図に載りながらHPには説明がありません
権現様だから修験道か、と説明を読むと源頼義が八幡社を勧請したのがはじまりとあるので1189年頃ということになります、後に稲荷、丹生明神、高野明神、清龍権現が合祀され五部権現として創建されたのが1340年のようです
なるほど、お寺にあってお寺のようなお寺でないような不思議な感覚に惹かれた理由は権現様でしたか(権現様については次の記事で調べています)
山門の脇には鳴り龍拝観と書かれている
こちらが大日堂
高幡不動尊の正式名称は高幡山明王院金剛寺、創建は701年、それ以前、行基により奈良時代など諸説あるようですが記録的には平安初期(790年頃でしょうか)に慈覚大師円仁が清和天皇の勅願により開山したとされているようです
御本尊は大日如来、つまりこちらこそが金剛寺の本堂なんですね、そんな事も知らずずーっと五重塔があるお不動さんだと思っていた十数年間...w
大日堂の右手には水琴窟があるのですが柄杓が無くてお水は垂らせず、コロナ禍で撤去されたままなのでしょうか
仏足石ある碑?がありました
こちらの建物から拝観料を納めると本尊と鳴り龍へと向かえるそうです(*´ω`*)
あ、私、こういったところの大半は基本的に入りません(*´ω`*)
いえ、別に拝観料をケチっているわけではありませんし保護や整備の観点からも賛成ではあります!が、余程気が向かないと入らないというのが実情ですね、あくまでも個人的に、です(。-_-。)b
なるほど、拝観料式なので大日堂の扉が少しだけしか開けてないんですね
さて、と、、、ではこれで一通りの参拝が終わったかな?
...と、どうにも鳴り龍が気になる、というわけでその場で調べてみると某有名廊下のように歩くと音がするのかと思いきや天井画の下で音を鳴らすと不思議な音が鳴るのだそうな
ほうほう、そうなのねー
さーて、どうしょうか、、、な、、、っと、なぜ後ろ髪を引かれる?! いつもこういう時、迷わずスルーじゃないか?!
ふと空を見上げる
そうだ、朝から暈が出た、金剛寺に着いた時に龍の様な雲だなぁって思った、今年は辰年だ、そして鳴り龍がいらっしゃる、惹かれる、なら行くべきだ(*´ω`*)
というわけで中へ(撮影禁止なので写真は一切ありません)
靴を脱ぎ上がると堂内で清掃中なのでお声がけくださいと受付に表示がある、つまり中へ入っていって呼ぶということになる、何を観るということがあるのかないのかわからないけれど拝観料を払う前に進んでしまうのは気が引ける、急いでいないし待ってよ~っと(*´ω`*)
暫し経つと、お待たせしました~といらっしゃって拝観料を納めて中へ、ちょうど先に入られていた方々が出て行かれるのと入れ替わりになり私ひとりとなった
なんかね、そういうのちょっと小っ恥ずかしいなんて見栄を張ってしまう性質なのでとっても有難いのである←小市民
素晴らしい大日如来像前の天井画に墨で描かれたという龍が居る、というのだけれど薄暗い部屋の中、じーっと凝視してみるのだけれど私の目にはうっすらとしかお姿が見えない、経年により掠れてしまったのだろうか
部屋の中央に立ち、大日如来像を拝む
誰も居ない薄暗いお堂、外にも人は居ないか誰も話さないのかで静けさが包み込む、、、うん、お寺だ、そしてとっても贅沢だ、ありがとうございます
そして天井を見上げ、一度、パンと手を打つ
びょろろょろょよょよょろぉょよょろぉぉぉん
拝観前に見た説明でも複雑な装飾によって音が不思議に反響するよう作られており、びよよよよーんという音がすると書いてあったのを読んだけれど想定以上に上に書いたような音なんですw
仕組みを知った上であってもここまでとは思わなかった、元の拍手の音など全くわからなかった
本来は打つ前か打ちながらなのかもしれないけれど願い事を考えるのを忘れていた、笑顔で健やかに過ごせますように、と念じる、きっと今の音が龍神様へと届けてくださるに違いない
大日如来様の後ろへ回ると数多くの位牌や仏像が並んでおり、その中に土方歳三の位牌もありました
ちょうどその時、後から来られた方が鳴り龍の下で手を打たれたのでしょう、パンッと綺麗な拍手が一拍聴こえました、当然だけれど打った本人以外には普通の音にしか聴こえない
堂内を一周してふと思ったので出る前にもう一度鳴り龍の下へ、見上げるとそこには、、、ハッキリと、いや、少し掠れてはいるけれどしっかりと龍のお顔があって眼が合った
回っているうちに目が慣れたというのもあるだろうけれどここは都合良く、願い事が届いたからだと信じてみることにしました(*´ω`*)
あの音が聴きたくてもう一度、、、とは思ったのですが 一度だけ だから良いのだろうとやめておきました
あの音は今でも耳にしっかり残っています(*´ω`*)
うん、なんか凄く良い気分だ(*´ω`*) さーて、、、とお堂の裏も何かありそうです
こちらは六地蔵、とーっても優しいお顔をしてらっしゃいます
そしてその先は墓地になっているのですが何やらその中に誰ぞやのお墓があるという、普段ならば有名だとしても自分が全く知らない(想い入れのない)人のお墓など興味が無いはずなのになぜか足が向かうんですねぇ
勝五郎の前世 藤蔵の墓?
説明を読んでみると、世界的にも紹介されている転生のお話だったんですね、こちらには藤蔵の墓があり八王子に藤五郎の墓があるそうです
輪廻転生はあるのかないのかわかりませんが、胎内記憶などの報告はたくさんありますし、私地震も0歳時の記憶がいくつかあって母親を驚かせていますので前世の記憶を持っている人が至っておかしくはないと思います(*´ω`*)
そうか、それで六地蔵だったんですねー(興味のある方は 藤蔵 藤五郎 で検索すると詳しいHPが出てきますよ~)
最後に境内図を確認すると気になる場所が、それがこちら お鼻井戸
1335年、台風により倒壊したお堂(当時はこの上にあったのでしょうか)から落ちたお不動様の鼻がついたところから水が湧き出したのだそうです
昔は多く湧いていたのが今では少しになったとありますが覗き込むと想像以上の泉になっていました
そして手前にぐねっとせり出した特徴的な幹
おぉ、素敵な藤ですね!!
さーて戻る前にもういちどお稲荷様へ(上述)と思ったら大師堂の雰囲気がどこか...違う! 聖天堂! そうか、お稲荷様の方へ出てしまったからそのお隣にあったのに気付かなかったのか、危ない危ない
聖天様は呼ばれ象頭人身の男女二神が抱擁されているお姿の歓喜天だそうです、薬王院にも歓喜天を祀る聖天堂がありました
うーーーん、気持ちいーーーっ!ヾ(⌒ー⌒)ノ
次の予定はあるのですが普段の巡拝と違って後ろを気にすることもなくの~んびりとご挨拶出来てとっても安らぎました
やっぱりお寺では普段言うおしるし的な物は特にありませんでしたが不思議に感じる事はありましたしなんとなくでお呼ばれするというのもやっぱりあるものですね
何より、境内全体から感じる無と優しさというのは思い込みも含まれるとはいえお寺ならでは、それもやはり馴染みというか氣の合うところだからこそですね(*´ω`*)
さぁ!! 次は動物園へ行こう!! 折角の高幡不動ですから学生時代に通っていた動物園へひっさしぶりの再訪!!
と参道を駅へ向かうと四八天丼さんが開店するところ、これはちょうど良い、と入店(*´ω`*)
人気店らしくその後次々とお客さんが来て小さなお店とはいえあっという間に30~40分待ち状態に( ⊙ω⊙ )
いろいろ迷ったけれど注文したのはかき揚げ丼♪ はみ出してる!
サックサクに上がったかき揚げはとっても香ばしくて美味しい、タレは甘しょっぱさが強めですがそれがまた美味しい!
次の機会があれば天丼も気になるけど生姜焼き丼が気になるぅぅ
というわけで身も心もお腹も満たした私は動物園へ、、、向かおうとして違うところへ向かうのでした←ぇw
ちなみに高幡不動はあじさいで有名なんですね、この日はまだまだ早くて少ししか咲いてませんでしたが(*´ω`*)
え?じゃぁ少しズラしてその時期に行けば良かったじゃないかってなるのが普通ですがそうなると平日午前などを狙っても人が多くてゆっくりご挨拶ができないじゃないですか(・ε・` )
という具合で基本的に大切な日を避けた参拝になるのが私の常ですね、えぇ(*≧▽≦)
そしてこの記事がアップされる頃に紫陽花はまだ咲いている…はず
実は秋に参拝した都内の神社記事も後回しにされたまま下書きで眠って...ゴホゴホッ
この記事とどっちが先になるかなぁ~(トオイメ)