どうも、ひのきですm(*_ _)m
由緒ある古社のハシゴでございます
大鳥神社と言えば 酉の市 が各地で賑わう人気のある神社ですがこちらが総本社とされています
さすがの賑わいですね、新年を迎えるにあたり参道が数多くの屋台で埋め尽くされています
参道を進むとまず祓所がありました
隣には御祭神である日本武尊像
東国を平定した日本武尊は伊吹山で倒れ伊勢国で葬られたがその陵墓から白鳥となった魂が飛び立ち、二箇所を経由した後にこの地へと舞い降りその場所には一夜にして木々が生い茂ったので社を建てて祀ったのが始まりとされています
また、同じく御祭神である大鳥連祖神を祀ったのが最初だという説もあるのですがこの辺りはなかなか説が大きく別れており不明点も多くなっているようです
さらにその横には神馬像
こちらは平清盛と重盛が奉納した飛鹿毛という馬をモデルにしたものだそうです
そして手水舎
こちらは奉納された木でしょうか、とっても素敵です
そして拝殿前、住吉さんは鳥居が四角でしたがこちらは六角になっていますね
それでは、参拝
ご挨拶しているとそれまで後ろから吹いていた風がストンッと止まり、そして御幌がスーッと手前側に捲れ上がりその奥のお姿が拝見出来ました
その前後は手前から奥へしか揺れていなかったのでこういうのは偶然であってもとても嬉しくなります(*^^*)
美しい造りの御社殿ですね
祈祷を受けられる方は横から拝殿へ入るようです
本殿の屋根が見えます
なんでしょう、、、物凄く居心地が良くて拝殿周りをしばらくうろうろしてその氣を頂いていました
右手にはお社が一社
どなたが祀られているか情報が見つけられませんでしたが拝殿の隣に鎮座されているので関係性の高い御祭神でしょうか
本来は本殿裏の方へ回れるようなのですがこの日は入ることが出来ませんでした
鳥居から出て参道をさらに奥へ進むと大鳥美波比神社
おや? 撫で牛さん!!
こちら、主祭神は天照大神で相殿に押別命、菅原道真公、国常立尊、市杵島姫命が祀られています
こちらの境内もまた、大鳥神社全体から感じる朗らかで温かく優しい感じだったのですが拝殿前に立つとぐっと緊張感が出ました
しっかりご挨拶させて頂き、下がり、もう一度向き直して一礼させて頂くと殿内の提灯が一斉に揺れ始めました
あぁ、、、そうか、何がそうか、かよくわかりませんが、例のように再度拝殿へ戻りました
こういうタイミングで空気感が変わる事が時々あるんです
こちらの境内にはもう一社
ん?
んん?
あっ、目が合った(すげー流し目じゃんか)
はい、こちらは四社合祀殿で火鎮大神、宗像大神、稲荷大神、織姫大神が祀られています
織姫大神は恐らく天棚機姫神という天岩戸隠れで神衣を織った神の事だとは思いますが、某説であれば天照大神ということになります
うーん、、、境内社ながら拝殿本殿と別れている造りであることもあってか、そして提灯の力か、ご挨拶してからはいつもの吸い込まれる感覚とはまた違う吹き出してくるような力を感じるのはきっと気のせいでしょう
ここでL字に曲がる参道にはまた屋台がびっしりと並んでいるのですが御神木が見えるので行ってみましょう
うわー、こりゃ凄い!!
御神木 根上がり楠 だそうです
大阪の御神木は楠が多いのでしょうか
物凄い安定感でご利益が降り注いでいるみたい
ん?
楠神霊様がいらっしゃる!!
根が上がるというのは 値上がり ということで商売繁盛であったり運気上昇のご利益があるとされています
根を張る という言葉もありますがこうして根がせり上ってしっかりと立ち上がっている木は安定感も凄く良さそうですから全体的に好運気になれそうですよね
御神木の後方は御神域 千種の森 となっていて池が見えるのですが白鳥となった魂が降りて一夜にして出来た森なのでしょうか
この先は鳥居があって裏参道のようです
さて、引き返すかな、、、と思ったのですがもう少し御神木を眺めて良い氣を頂こう(*^^*)
と、突然目の焦点が離れた所に吸い寄せられました
み、、、ち、、、?
吸い寄せられ進んだ先は本殿が見える位置
一気に空気感が変わりました
質素なお社があるだけなのですが雰囲気がただならぬ、しかも本殿の背後です
もうここも普通に根が上がってるんですよ
背中がぞわぞわします
少しづつ、少しづつ、、、雰囲気が凄い
意を決して
失礼します!!
なんと磐座!!!
静かに立っているその磐座は石灰岩なのでしょうか、水を含みやすく脆いという注意書きがある
確かにしっかりと立っているようで少し弱々しさも感じる
まるで老神がこの森を、本殿を見守っているかのように
この磐座自体が当時のものかどうかはわかりませんが、この場所こそが創始に祀られた場所、その目の前に立つことが許されるなんて(感動)
そして磐座の目の前なんですけどね
根上がり過ぎでしょう!!
それどころか隣の木の根元に潜りこんでいるし、なんならその隣の木からも根が伸びてきている!
まるで手を取り合っているかのようでとても素晴らしい
どうなんでしょう、もしかしたら屋台が並んでいたから分かりづらかっただけで普段ならば皆さんが気付きやすいのかもしれませんが境内案内を見ても奥宮は載っていません
こちらは是非、ご挨拶されてください
勿論、張り紙を守ってお供え物は持ち帰り、お賽銭を投げ入れたりしないでくださいね
どうしてもお賽銭を上げたい場合は主殿のお賽銭箱へ 奥宮様へのお賽銭です とお入れください(。-_-。)b
いやー、大鳥大社、素晴らしかったです!!
時計を見ると、うん、まだ行ける!
大阪最後の神社へと向かうのであった
あとがき
日本武尊は実は諸説入り乱れており果たして実在していたのかどうか、とまで言われている神様です
まぁ西暦100年頃という今から1900年も昔の事ですから記録が曖昧だったり噂が混じっていたり都合よく書き換えられたりもしますのでそりゃ当然ですよね
スーパーヒーロー ヤマトタケル、私は実在を信じていますけどね(*^^*)b
さて、同様に日本武尊の魂が白鳥となって降り立ったという地にも諸説があって実は定かではありません
日本武尊が没したのは西暦113年のこと、そしてちょっと調べてみても白鳥が舞い降りた年は分かりませんでしたが恐らくそれほど年数は経っていないのではないかと思われます
となると、創建は1900年前ということになるでしょうか
もうひとつの説としては大鳥連祖神をお祀りしたのが最初であるというもの
大鳥連祖神 は おおとりのむらじおやがみ と読み、その名の通りこの和泉国で栄えていた大鳥氏の先祖で、そのさらに祖神は天児屋根命とされていますのでそういう意味では天児屋根命も祀られていると考えることも出来るかもしれません
調べが足りないかもしれませんが、大鳥氏がこの地で栄えた時期がわからなかったのですが、それ次第でどちらが先かといった当たりを付けることは出来そうなのですがね
ヤマトタケル はスーパーヒーローですから、大鳥 と 白鳥 が結び付けられて後付けで祀られている可能性も無きにしも非ずです
日本武尊の実在を信じているのになぜこんな事を言うのかというと、全国の大鳥神社の御祭神が様々だからです
似た名前、同じ名前になっているだけとも言えますが
概ね、鳳神社、大鳥神社、鷲神社などがありましてみな おおとり と読み、そして多くが酉の市を開催していますし「大鳥大社を総本社」と明記している所も数多くあります
ですが 日本武尊、大鳥連祖神、天日鷲命といった具合で御祭神が異なります
天児屋根命に繋がる大鳥連祖神は中臣氏、天太玉命に繋がる天日鷲命は忌部氏の祖神なので関連性といってもそれは天岩戸隠れや天孫降臨の時代まで遡ります
なので同系の神社として御祭神が別れているのはやや不思議な気がします
そういう意味では、共通して日本武尊を祀っているというのはやはりオオトリに因んで祀ったというのが有力ではないかと感じますね
勿論、これもいつも言っていることですが、例えそうであったとしても元の御祭神ではない、後から祀られたからといって神が宿られないのかというとそういうことではないとも思っています(*^^*)
超絶極端な事を言えば、割り箸とコピー用紙で手作りした御幣であっても相応の心を持ってしっかりと祀れば神様が宿られることもあるでしょう(極論です)し、素晴らしい神社様から正式な御分霊をお迎えしたとしても崇敬心無く適当な扱いをしていれば御神威は去ってしまわれるでしょう
話の落ち着くところがわからなくなってきましたがw
確たる情報が無いからこそ様々な考察が出来て多くの説が生まれますし、なんなら確たる情報と思い込まれている不確定情報によって視野が狭まり事実が隠れてしまっているものも多々ある事でしょう
小中学生の時に授業で習っていた程のしっかりとした歴史が今では事実ではないとわかってひっそりと教科書から消えていたりもしますからね(*^^*)b
さて、最近始めた突然の飯テロコーナー!!
鳳駅へ向かいながら時間を確認すると、若干の余裕がある
よし!! 飯が食える!!
いや、ここで食わねば夜まで固形物ゼロになる!!
神社巡りで夢中になると食事を抜く癖のある私
そして向かったのが駅から数分離れた所のラーメンが自慢らしい居酒屋 麺匠 大阪らーめん しおじん さん
暫し悩んで選んだのは梅の塩つけ麺
これがね、うっめーーーのよ!!
塩麹かな?のスープはしっかりとしたコクとパンチがあってしつこさは無い、そしてしっかり浮いている油がまた旨味をまとめているのだけど麺に絡まっている梅が全てをあっさりに変えてくれる
こーれーはー通いたくなる味!!
昼下がりの中途半端な時間だったけど年末とあってか店内は麺だけでなく居酒屋としてもかなり混雑しており、お腹の容量的につけ麺だけで我慢したけれど餃子やチャーハン、馬刺しとかもう美味しそうなものがいっぱいでした(*´﹃`*)
こうなるとラーメン屋が居酒屋なんだか居酒屋自慢のラーメンなんだか全然わかりませんが、とにかく店員さん達の接客もお客さん達の雰囲気も素敵なお店でした(*^^*)