日々是"吉"日

ゆるゆるなスピリチュアルでパワースポットやパワーストーン、原石、お香などを楽しんでいる日々の日記です。

青森総鎮守 善知鳥神社

 

 

 

どうも、ひのきですm(*_ _)m

 

本日はこちら、善知鳥神社です
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読めます?w

 

うとう神社といいますが社号標は達筆過ぎて漢字としても読めません(´・ω・`)
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廣田神社から少し北に鎮座しており、想像していたよりもずっと広そうです
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さすがにやや暗くなってきましたがこちらも二日目の朝に参拝予定だった神社ですが泊まるホテルが神社を通り抜けた向こう側なのでそのまま参拝です(*^^*)

 

創建については最後に触れていきます、御祭神は多紀理毘賣命、市寸嶋比賣命、多岐都比賣命、なんと宗像三女神!!
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そして合祀に母神である天照大神神和魂、倉稲魂命、海津美神が祀られています

 

天照大神宗像三女神の母神ですが青い森公園を挟んで北の善知鳥神社にニギミタマ、南の廣田神社にアラミタマが祀られているというのがとても興味深いですね(*^^*)b
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鳥居を潜ると、、、ジャッジャッジャッ と不思議な音が響いて来ます

 

何の音だろう、、、と歩いていてふと植栽の雪山を見ると黒い影、カラスさんだ!!
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枝を加えて巣作りかと思いきや雪に刺して終わり、遊んでいるのか、掘って餌を探しているのか
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写真を撮ると目をそらしてしまうのですが2~3mの至近距離まで近付いてもこちらをジーッと見るだけで全く逃げようとせず
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カラスって嫌われているけど私結構好きなんですよね、襲われたことないしとりあえず自分が出したゴミを荒らされた事も無いし、寧ろ神社巡りを初めてからは結構愛嬌もあって(*^^*)
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暫し見ていると始まった!! ジャッジャッジャッジャッ と響いていた音はこれでした!! 時々真っ直ぐ雪に突き立て、横から嘴を雪に、、、これは研いでいるのか?痒いのか?
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っと、ずーっと見てたらほんとに暗くなってしまう( ̄▽ ̄;)

 

で、で、でたーーーーーっ!! 両部鳥居!!! 美しい!!
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礼をして潜った直後、ヒュッヒュッヒュ、カシャッ という音に振り向くと横の建物の屋根にカラスの姿
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さっきのカラスかと思いきや ジャッジャッジャッジャッ の音が響いていて向こでまだ遊んでいるのが見える、別のカラスさんが来たのねぇ

 

やや暗いですが手水舎の雰囲気、好きです
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大きな狛犬さんはどちらも可愛い表情をしています(*^^*)
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こちらが御社殿、とても大きく拝殿内も素晴らしい
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この時間ということもあるかもしれませんがとても厳かな雰囲気で落ち着きつつも少し緊張感のあるご挨拶が出来ました

 

由緒についてはなかなか複雑です

 

允恭天皇の御代 西暦420年頃、勅勘により外ヶ浜へ流罪となった鳥頭中納言安方がこの辺りを平定し奥州陸奥国外ヶ浜の鎮守として宗像三女神を祀ったというのがはじまりとされています

 

少し簡略しますが、この地で安方が没すると善知鳥と呼ばれている鳥がその祠へ飛んできて雄鳥が「うとう」と鳴き、雌鳥が「やすかた」と応えたという伝説があり謡曲にもなっているそうです

 

807年、坂上田村麻呂によって再建されその後も各時代の領主や村人から崇敬を集めて来ました

 

この うとう中納言やすかた という人物を調べてみたのですが外ヶ浜の伝説とそれをモデルにした謡曲が出てくるだけで実際の存在や経緯はわかりませんでした

 

宗像三女神主祭神天照大御神猿田彦神、宮比賣神、海津美神が配神として祀られています

 

宮比賣はアメノウズメですから猿田さんと夫婦で祀られているんですね、海津美は海の神 ワタツミノカミ です

 

社殿から右手に境内社が並びます

 

こちらは1777年に創建されたという、、、なんと龍神宮!!
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合祀とされている海津美(綿津見)神は海を司る龍神ともされているのでこちらに祀られているのかもしれません、やはり今回の旅も龍神様に御縁が深い旅になっています(*^^*)

 

隣には鳥居と社、、、ではなく石碑!!
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合祀神に猿田彦宮比賣の夫婦神が祀られていることからこちらかと思いましたが石碑は左手が猿田彦大神、右手が猿田彦命と月夜見命となっています
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一瞬、まさか月夜見命と天鈿女命が同神なのかっ!? なんて考察系脳が動き出しそうになりましたが答えは簡単、左の石碑上部に日月マークがあります

 

猿田彦命は様々な信仰と結び付けられており、こちらは日待講月待講の碑だと思われます

 

廣田神社でも多くの碑がありましたが、こちらもしっかりと鳥居で守られているところを見ると待講が深く根付いていた土地なんですね(*^^*)

 

その隣には社号も立て札も無いお社が一社
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調べてみるとこちらは旧青森営林局で邸内社として祀られていたお社だそうですが御祭神はわかりませんでした

 

ただ営林という事を考えるとオオヤマツミ様など木や山の神が祀られているのでしょうか

 

主殿への大鳥居を潜ってすぐ右手になりますこちら、大きな石灯篭と長い参道、しっかりとした朱の鳥居
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こちらは三光稲荷神社、創建年は不詳で安方町から遷座されたそうです
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境内社の前には 善知鳥 の碑が並びますが
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そして凄い存在感のこちら、変幻燈
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よし、日も落ちてきたしチェックインして夕飯を、、、と思ったのですがなんとなく、居心地が良かったこともあるのですが、なんとなく、、、なんとなく、、、ふらふらふらふらと境内を歩いていると ←龍神水 という立て札を発見

 

社殿左手を進んでみるとこちら、名称はわかりませんが龍神様が祀られる社と龍神之水
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龍神水は善知鳥沼と呼ばれる池に流れ込んでいます
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沼、、、と言われるほど濁っておらずとても澄み渡った池ですが昔は葦が生い茂った沼だったそうです
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その善知鳥沼に掛かる朱の橋、そしてその先のお社
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勿論、弁財天宮ですね!! 創建は1641年、とっても清々しいです
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池には長寿を願う尾の長い亀 蓑亀 が沢山(*^^*)
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そして裏手の参道にも朱色の両部鳥居♪
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青森には両部鳥居が多いですね、ファンとして嬉しい限りです

 

さて、善知鳥神社と伝説についての勝手な考察はもうちょっと後に回しまして、、、

 

神社遠征時のスペシャルコーナー!!

 

飯テロシリーズ♪

 

青森あるあるらしいのですが、居酒屋さんは予約が基本という事を聞いて電話をしてみると、、、おおぅ、がっつり津軽弁だっ!!

 

ちなみに言語系をかじった事がるので方言も大好きでして、ここまでガッツリの津軽弁を聞けて結構テンション上がります♪

 

チェックインを担当してくれた方もガッツリ津軽弁でホッコリしつつ、ホテルで少し休んでからイザ津軽飯!!

 

お店はこちら!! たか久さん
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こちらのウリは津軽三味線とねぶた、ということなのですが実は私、マイペース一人旅だとこういった実演系のお店は空気が合わずくつろげないので(ぼっち引きこもり精神w)一度も選んだことが無いのです

 

別のお店にする予定だったのですが、急遽の思いつきで予約しちゃったんですよね(*^^*)

 

お店の雰囲気、とっても良い(*^^*)
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店員さんたちもテキパキ動きつつ韓国からの団体さんにも周りのグループさんにもぼっちの私にも、煩わしく無いよう、でも適度に声を掛けてくださる

 

そして、ジャーン!!
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どれもうっめぇ(*´﹃`*)

 

こちら、卵と味噌の貝焼き、ちょーうめぇ(酒が進む進むぞー酒が進むぞーっ)
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おっさっしみっ!! 特に 大間 とは言われていませんがとても美味しい鮪です!!
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とうもろこしの旨味が想像以上な嶽きみ天ぷら、そしていがメンチと美味しいものしか出てこないっ!!

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っと、ここで予定に無かった白子とホヤの登場
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実は、、、どっちも苦手(><; )  なんですが、新鮮だからこそでしょうね、お酒の力も多少借りましたがw 完食!!

 

さらにおっ寿っ司ぃ♪
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カニ汁~(≧∇≦)
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お腹満腹、大満足(´▽`*)

 

そしてなんと言っても、、、津軽三味線の先生がとっても素敵なお人柄で勿論演奏も最高!! そして手足はテキパキ話はのんびりという雰囲気だった店員さんがねぶたになるとバッキバキのプロ演舞でこれまたすっごい!! そして女将さんの最小限の動きにして年季の入ったカッコ良さ

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いやーーー美味しかった楽しかった(*´ω`*)

 

ほろ酔いの帰途、もさっとしていながらやけに目がクリクリした可愛い黒猫さん
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と見つめ合ってたら横からぴゃんっとキジトラさんがやってきたw
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夜の善知鳥神社
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美しいですね(*^^*)
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善知鳥沼に光る月
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この日は満月~
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水面に映る月は蒼い
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鯉が揺らすとこうなりますw
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というわけで、素晴らしい青森参拝の旅でございました!!

 

二日目は移動しまーす!!

 

あとがき

 

善知鳥神社、善知鳥沼、安方町と名前が残る鳥頭中納言安方についてです

 

どう調べても善知鳥(鳥頭)中納言安方で調べると上述の伝承しか出てこないんです

 

さらに調べると一部で 善知鳥中納言藤原安方 と出てきたのですが、藤原安方という人物は允恭天皇の代よりも400年ほど後に生まれていますし中臣鎌足が最初の藤原朝臣を名乗ったのも250年ほど後のこと

 

善知鳥中納言安方朝臣 と書かれているものもあったのですが朝臣とつく人物で同年代の人も見られない

 

これはどういうことでしょうか

 

善知鳥と呼ばれている鳥、この地が安潟と呼ばれる沼地であったこと、それが名前に通じているというか、逆にそこから名前が呼ばれたというか

 

勅勘という不名誉がありながらこの地の発展に寄与した功績、それによって元の名を隠して由来のある名前で呼ぶようにしたといった理由があったりして、と思った次第であります

 

一説ではありますが藤原安方朝臣と書かれているものがあるというのがヒントになるのであれば、と中臣氏の過去を遡ってみたのですがやっぱりわかりませんでした

 

まぁ1600年も前の事ですし記録間違いなども含まれる可能性もありますからね(*^^*)b