どうも、ひのきですm(*_ _)m
本日はこちら、御霊神社です
前夜、缶チューハイを飲みながら美味しいたこ焼きに舌鼓を打ちながらマップを再確認していた時のこと
既に参拝ルートの地図は幾度も確認してあったのですがこの時突如として浮かび上がったのがこちら、御霊神社でした
どうにも気になる、これはおかしい、ということでマップ上で神社をタップ、すると御由緒板の写真が出てきました
ハッとなって急遽、移動手段、乗り換え、徒歩と参拝に掛かる時間、それに伴う後ろの予定確認などを調整したのでした
夕方には名古屋へ向けて出発しなければならないためホテルから梅田まで行き荷物をコインロッカーへ置いて準備万端! それにしても大阪地下鉄の一日券、やっすい!!
淀屋橋駅から徒歩4分、、、と出ますが最寄りの出口からの時間で改札からは7~8分程度でしょうか
オフィス街の少し内側に鎮座する御霊神社です
御霊神社といえば怨霊となられた方々を鎮める神社として有名ですが、こちらは違います
御祭神は五柱
天照大神荒魂(瀬織津比売神)
津布良彦神(旧摂津国津村郷の産土神)
津布良媛神(同上)
応神天皇(広幡八幡大神)
源正霊神(鎌倉権五郎景政公霊)
慌てて急遽全ルートを再計算してまで参拝した理由がお分かりいただけましたでしょうか
そうなんです
それだけではなく、(瀬織津比売神) としている衝撃
そう、好きな人の中では有名な、天照大神は元々男神であり古事記編纂時が女性天皇であったため女性の威光を高める為に女性神とされた、という説
そして本来の天照大神の后神こそが瀬織津比売神であるともいわれています
遷宮システムが出来る前の内宮には元々瀬織津比売が祀られており(これは神宮も公式に認めている事実)、瀬織津比売を祀る神社や記紀に登場しないのは天照=男神である事実を隠す為には后が存在してはならないからであるというものです
私を含むこの説の支持者にとっては、内宮 荒祭宮こそが瀬織津比売が祀られている場所で天照荒御魂という名にして隠されているというのが定説でした
ですが、どうしたことか、堂々と 天照荒御魂=瀬織津比売として祀っている神社があるだなんて!!
注:天照大神は女性で瀬織津姫と同じ神であるという説もあります←今の私はこちらの説の方に傾いていますw
しっかりスケジュールを組んである翌早朝からの参拝を目前にした前夜に突然新たな神社の存在を知る、さらに調整すればなんとか予定を崩さずに参拝出来るというのはもうお呼ばれしたと思い込むのに十分過ぎます
扁額は 御霊宮
西暦850年に行われた皇位継承儀礼 八十嶋祭の祭場とされ、天皇の御衣を海に向かって打ち振り穢れを祓い落とした祭壇に祠を建てたのが始まりとされています
なるほど、だから瀬織津比売が祀られているのですね
怨霊ではないのに御霊であるのは御祭神のひと柱 鎌倉政景に由来し、通称 権五郎と呼ばれていたことから政景が祀られる神社は 五郎ノ宮 などと呼ばれ、江戸時代頃から ごろうのみや → ごりょうのみや、と変化して御霊宮となったといいます
ちょっとだけ なんだそりゃ!!! と突っ込みたくなりましたw 五霊 からの変化かと思っていました
調べると鎌倉周辺に数社の御霊神社があるほか五郎神社というのもあるようですのでこちらが珍しいわけではなさそうです
それにしても京に近いこともあって 御霊 とは少し気になりそうでもありますがどうやら船着場としては商家の若奥様を御寮人と呼び親しんでいた事もあり、ごりょんさん という響きに親しみがあって定着したようです
怨霊信仰として見がちな御霊ですが みたま でもあるわけですからそういう意味では少し偏った固定観念になってしまっていたな、と反省です
とても長い前置きになりましたが、いざ、参拝!!
狛犬さんがとっても素晴らしいです
公園の水飲み場のような一風変わった手水舎
そして御社殿
そうなんです、、、け、結界?!
通って良いのだろうか、、、と暫し逡巡しましたが、よく考えたら四方に向かう門柱であって 立ち入ること勿れ の結界であればこのようにはなっていないはず
清めて頂ける
謎の決断力で進み、中央で一旦立ち止まり、心を整えさせて頂きました
その後に来た地元の方達も通られていましたし調べてみたら通って大丈夫だったようです(*^^*)b
年末の早朝とあってとても静かな街
さらにこの境内は静けさに満ちている
お呼び頂いた事への感謝、そしていつもお見守りいただいていることへの感謝
あぁ、、、なんで素晴らしいんだろう
賽銭箱には三つ巴と共に立ち沢潟の紋があります
ちょっと調べてみたのですがたどり着けませんでした
こちらは 肌まもりの木
戦災で全てが焼け焦げてしまった木々の中でこの一本だけが再生したんだそうで、確かに内側には痛々しい焦げの跡が見えますがしっかりと生きています、素晴らしい
奥に境内社
正面は松之木大明神と朝吉大明神を祀る松之木神社
隣にはお不動さん、文字がやけに下へ寄っていますがもしかしたら元は〇〇不動明王と書かれていたのでしょうか
大黒社には磐座?で大国主命が祀られています
こちらは東宮
皇大神宮、五福恵比寿神社、猿田彦神社、を中心に水神社、大雷社、龍神社、住吉社、菅原社、加藤社、多賀社、春日社、事平社、稲荷社、竈戸社、戸隠社
正しいかわかりませんが、加藤社は清正公、多賀社が伊弉諾伊弉冉、竈戸社は玉依姫命!?、戸隠社は天岩戸伝説に纏わる神々で天手力男命、天八意思兼命、天鈿女命、天表春命が祀られていると考えられるでしょうか
こちら、失礼な書き方になってしまいますが正直に、よく見られる末社の合殿だなー、と思ったままご挨拶しようとしたのですがこちら、雰囲気がもの凄かったです
拝殿に一歩入ると同時に思わず うわっ と小さく声が漏れるほどにガラッと氣が変わりました
ちょっと祀られてらっしゃる神々が多いのでどなたが…なのかそれとも皆様が…なのかはわかりませんが凄く強い、有り難い氣を感じました
こうした合殿は勧請元の神社(御祭神)への遥拝所的な窓口だと思っているので正直、勿論有難くしっかりとご挨拶をするつもりではありますが、ここまでガッツリと御神威を感じるとは思わなかったのでとても驚きました
いやぁ、とっても素敵な神社、というよりも御聖域でございました
参拝時は創始由来を知らなかったのですが分かった今となっては祓処としてこれ以上ない最高の環境でしたし、瀬織津比売が祀られている神社でよく感じる雰囲気にとても近しい素晴らしき神社でした
天照様と瀬織津姫を同神と明記して祀る神社
いやぁ、、、これからの参拝に大きく影響を与える予感がします